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「バビロン」
1920年代のハリウッドはサイレント映画の黄金期。
サイレント映画の大スター「ジャック・コンラッド」を始めとした映画業界に携わる人々により、夜な夜な開催されるパーティーは、「華麗なるギャッツビー」でのパーティー・シーンを更に過激にしたような、豪華絢爛で無法地帯化した浮世離れした世界。
そのパーティーにハリウッドスターを夢見て密かに忍び込み、映画に出演するチャンスをつかむ「ネリー・ラロイ」。
すでに富と名声を得ている「ジャック」と、瞬く間に新進気鋭の若手から大女優に登り詰める「ネリー」。
しかし映画業界はやがて、サイレントの時代からトーキーの時代へと移り変わり、全く撮影方法も変化し、その流れに追いつけない「ジャック」と「ネリー」は徐々に過去の人へとなって行きます。
2人の栄枯衰退を中心に、それを取り巻く人々を描いたストーリーには、ヒスパニック、アジアン、アフリカ系アメリカ人といった、マイノリティの姿も見ることができます。
「ジャック」を演じたブラッド・ピットは、豪快な生きざまのハリウッド大スターの人気が衰えて行く様を哀愁漂う演技で見事に演じ、「ネリー」を演じたマーゴット・ロビーは、自身のはまり役ハーレイ・クインを彷彿とさせる、天真爛漫で破天荒な「ネリー」のキャラクターを迫真の演技で演じていました。
デイミアン・チャゼル監督は今作「バビロン」で、「ラ・ラ・ランド」とは異なる視点でハリウッドの人々を描いています。
ジュゼッペ・トルナトーレ監督の「ニュー・シネマ・パラダイス」。
クエンティン・タランティーノ監督の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(この映画でもブラッド・ピットとマーゴット・ロビーは共演していました)
デイミアン・チャゼル監督の「バビロン」
全く異なる3作品ですが、これらの映画には、それぞれの監督の、映画に対する想いや愛情がとても込められているという共通点があるように感じます。
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軽井沢で、ランチビュッフェ
昨年11月下旬。軽井沢での二日目のランチは、宿泊した軽井沢プリンスホテル ウエスト内のレストラン「プリムローズ」さんでランチビュッフェ。
予約時間が11時30分だったので5分前くらいにお店の前に行くと、すでに行列ができており、開店後は、席数の多いかなり広い店内が、すぐに満席に近い状態になってしまいました。
たくさんの、美味しそうな料理が並んでいます。
冷菜類は、スモークサーモン、白身魚のエスカベッシュ、紫イモのタルト、合鴨スモーク、バーニャカウダ、キャロットラペ等。
温菜類は、豚肉のロースジンジャーソース、鶏と茸のフリカッセ、野菜の鉄板焼き、ビーフストロガノフ、茄子のラザニア、信州サーモンの柚庵焼き、秋刀魚と茸のコンフィ等。
クロワッサンサンド、ピザ、スパゲッティナポリタン、手まり寿司などもいただきました。
その他、和食系では小丼・信州そば、中華系では豚バラ肉のセイロ蒸し・チャーハン・ごま団子等、カレー、スープ類などが有りましたが、お腹がきつくなってしまい断念。
別腹のスイーツ類は、通常よりも小ぶりなサイズなので、たくさんの種類を食べることができます。
オペラ、チーズケーキ、パンナコッタ、カスタードプリン、マカロン等の他、ジェラートも6種類有りました。
スイーツ類は、3人でシェアしたので全種類制覇に成功 ‼
ドリンク類は、コーヒー、紅茶、オレンジジュース、ハーブティー、ウーロン茶など。
コロナ禍の影響も有り、久しぶりのビュッフェでしたが、楽しい時間を過ごす事ができました。
午前11時のチェックアウト後、ランチの予約時間までに時間があったので、広大なホテルの敷地内を散策。
11月下旬。軽井沢の紅葉シーズンは、すでに終了していましたが、「紅葉の名残り」を発見できました。
軽井沢の、美味しい蕎麦とイルミネーション
昨年11月下旬、軽井沢へ行った時の夕食は、旧軽井沢ロータリーに位置する「川上庵 本店」さんで蕎麦をいただきました。
昔、ソニープラザさんがあった場所だと思われます。
以前、軽井沢へ来た際、昼時に行列ができていた、こちらのお店。
人気のお蕎麦屋さんのようで、この日も、昼間この付近を散策した時には行列ができていました。
夕方だったら、並ばなくても大丈夫かな?と予想し、少し早い夕食で行ってみると大正解。行列はなく、ほぼ満席状態だったものの、予約なしでも、店内で5分程待っただけで席に案内されました。
とても居心地が良い店内は、和の雰囲気に、洋を加えた内装。照明の灯りは落とし気味で、映画「華麗なる賭け」のリメイク「トーマス・クラウン・アフェアー」で、スティングが歌っていた主題歌「風のささやき」など、しっとりとした曲が流れて、お蕎麦屋さんとは思えない雰囲気です。
夕食なので、お酒を飲んでいる方も多く、お酒のつまみになりそうな一品料理も多数ありました。
この日は、雨が降る寒い夜。温かい蕎麦にしようか迷いましたが、やはり蕎麦は冷たい方が好みなので、冷たい「天せいろ」を注文。
頭が付いた、とても大きな海老天に驚きです。
一緒に出かけた家族は、温かい「鴨南そば」や
天ぷらが別皿になっている、温かい「天ぷらそば」を注文しました。
やはり、行列ができる人気店だけあり、とても美味しい蕎麦を堪能できました。
食後は、イルミネーションを楽しむために、軽井沢アウトレットへ!
雨が降り、歩道にできた水たまりに、色鮮やかな光が反射し、イルミネーションをよりきれいに彩っていました。
軽井沢でランチ
昨年の11月下旬、久しぶりに軽井沢へ行く事になったので、ランチで予約したのは、
「Au Depart - Cinq fers/オーデパール サンクフェール」さん。ネットで見つけた初訪問のこちらのお店は、完全予約制のため前日に予約の連絡をしたのですが、運よく予約ができました。
桐生市からは、高速道路を利用し2時間ほどで軽井沢に到着です。
木々に囲まれた、軽井沢の別荘のような建物は、隠れ家的な雰囲気で、広い駐車場も完備されていました。
予約時間の11時30分には、私達も含め2組のみでしたが、その後数組が来店され、ほぼ満席になってしまいました。
ランチは、アミューズ・パスタ・メイン・パン・ドリンクと言った内容のランチセットのみで、パスタとメインは数種類の中から好みの料理を一品ずつ選択できます。
この日のアミューズは、秋ナスのラタトゥイユ。
パスタは、
・しらすと九条ネギのトマトソース
・ひき肉と春菊とドライトマト
九条ネギ、春菊と言った和の食材が使用されているのが新鮮でした。
メインは、
・鮮魚のポワレ フランスプロヴァンス地方タップナードソース
メニューに、タップナードソースとはブラックオリーブ・ケッパー・アンチョビなどで調理されている事が記されていました。
・じっくりコトコト煮込んだ鶏もも肉信州赤ワイン煮込み
どちらのメイン料理も、たくさんの野菜が添えられヘルシーです。
最後は、コーヒー、紅茶と、別途お願いしたデザート。
カジュアルで居心地の良い雰囲気の中で、ゆったりと美味しい食事が楽しめる、こちらのお店は、店員さんもとても親切。軽井沢駅から徒歩圏内という好立地でありながら、リーズナブルな穴場的なお店です。
食後は軽井沢銀座を散策。
令和3年に新たにオープンしたという、ミッフィーのお店や、軽井沢に来た時には必ず立ち寄ってしまう、昭和の時代からある、フェラーリ・グッズを販売するお店などに行きました。
フェラーリと言えば、数年前から噂されていた、エンツォ・フェラーリ御大の伝記映画の撮影がついに昨秋から開始されたようです。エンツォ・フェラーリを演じる俳優は当初、クリスチャン・ベール、ヒュー・ジャックマンなどの名前が挙がっていましたが、アダム・ドライバーに決定したそうです。しかも監督は、あのマイケル・マンなので、名作になることは、ほぼ確実だと思われます。
1957年夏、自身の会社は倒産寸前。愛息子アルフレッド(ディーノ)まで失い、悲痛な状況下、公道レース「ミッレミリア」に挑戦する事で再起を狙うエンツォの姿を描く作品になるそうです。
また一つ楽しみが増えました。
「ナイブズ・アウト:グラスオニオン」
2020年公開の「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」はアガサ・クリスティ風な謎解きミステリー映画で、ジェームズ・ボンドのイメージが強いダニエル・クレイグが、新たなキャラクター名探偵ブノワ・ブランを演じて話題となった作品です。
その続編「ナイブズ・アウト:グラスオニオン」。
昨年末からNetflixでの動画配信が開始されました。今作は劇場公開はされずNetflixでしか見ることが出来ません。
テクノロジー業界で成功した大富豪、起業家マイルズ・ブロン(エドワード・ノートン)はギリシャのプライベートアイランドの豪邸で、パーティーを開催。招かれたのは一癖も二癖もある友人達。そこで発生した殺人事件を解決するのは、名探偵ブノワ・ブラン(ダニエル・クレイグ)
プライベートアイランドの豪邸での殺人事件は、ある意味、密室殺人。さらに、登場人物全員が容疑者と言った、古典的なストーリーではありますが、登場する大富豪が手掛けるのが、CO2排出量ゼロの新たなエネルギーであったり、インフルエンサーやYouTuberの登場、低賃金で働かされる途上国での人権問題などが物語の中に組み込まれ、現代風にアレンジされています。そして正に、コロナ禍での撮影だったため、物語の序盤では登場人物がマスクを着用しているのも、今を感じます。
起業家マイルズ・ブロンが、Amazonの創業者やTwitterを買収して話題となっている起業家を連想させるのも面白いところです。
数々のカメオ出演が有るので、注意して鑑賞する事をおすすめします。また、本人は出演していませんが、「ジェレミー・レナーの激辛ホットソース」と言う架空の商品が登場するなどして笑わせてくれます。(ジェレミー・レナーは、1月1日にプライベートでの除雪作業中に大怪我を負うというニュースが伝えられましたが、幸いな事に、現在は回復に向かっているそうです。)
監督は前作に引き続きライアン・ジョンソン
絶妙な場面構成で、見事なトリックをユーモアを交えてシリアスになり過ぎないトーンで描いた、とても面白い作品でした。