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「サイレント・トーキョー」
人々が楽しむクリスマス・イブの東京恵比寿で爆破テロ事件が発生。次は渋谷・ハチ公前を爆破するとの予告。犯人の要求は首相との生対談。「テロに屈しない」と要求を拒絶したことから、渋谷は大惨事に・・・・・。最後に明らかとなる犯人の事件を引き起こした動機とは?
冒頭からラストシーンまで緊張感が連続する演出。現実の今の日本が直面している、あるテーマを上手く組み込んだストーリー展開。栃木県足利市に設置された渋谷スクランブル交差点のセットにCGを合成してのVFXによる渋谷の爆破シーンは、ジョン・トラボルタ、ヒュー・ジャックマン出演の「ソードフィッシュ」やジェレミー・レナー出演の「ハート・ロッカー」の爆破シーンを思い起こさせ、音楽はハンス・ジマー風の曲も使用されていました。
佐藤浩市さん、西島秀俊さん、石田ゆり子さんなどのベテラン俳優をはじめ、中村倫也さん、広瀬アリスさんなどの若手も出演。
クリスマスの時期に誰もが耳にしたことがあるであろう、ジョン・レノン&オノ・ヨーコによる反戦歌 Happy Xmas (War Is Over) ハッピー・クリスマス(戦争は終わった)にインスパイアされたという小説が原作の映画「サイレント・トーキョー」
夫が銃殺された過去を持つというエイウィッチのカバーエンディングソング Happy Xmas (War Is Over)がまるで「レオン」のスティングによるエンディングソングShape Of My Heartのような余韻を残しました。
デートにもおすすめの映画です。
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「新解釈・三國志」
ジョン・ウー監督のレッドクリフPartⅠ&Ⅱはタイトル通りに、三国志における赤壁の戦いを描いた作品でしたが、今作「新解釈・三國志」のクライマックスも赤壁の戦いを描いていました。
ところが、同じような物語 を描いている二つの映画なのにもかかわらず、全く真逆のトーンに仕上がっています。
「新解釈・三國志」にも無論、劉備、孔明、孫権、周瑜、曹操などの代表的な人物が登場しますが、新解釈だけあって、その人物像は大幅に異なりとてもユーモラスで、物語自体も同じような過程を経て最終的には同じ着地点にたどり着くのですが、そこに行きつくまでの状況を、これもまたユーモアたっぷりに描いていました。
劉備が気難しいと噂されている孔明の所へ、軍師として働いて欲しいとお願いに行ったところ(三顧の礼)、孔明は気難しいどころか、かなり軽いノリの人物で、逆に孔明の方から雇ってくれと、猛アピールされてしまうという予想外の展開になってしまうなど、笑える場面満載です。
大泉洋さん、ムロツヨシさん、岡田健史さん、賀来賢人さん、小栗旬さんらが出演。
さらには西田敏行さんが、とぼけたキャラクターの歴史学者の役で登場し三国志をわかりやすく解説してくれます。
デートにもおすすめの楽しい映画です。
テストメニュー
伊勢崎での用事を済ませて桐生への帰路の途中、信号待ちでふと右側にある牛丼チェーン店の松屋さんを見ると、「オマール海老ソースのチキンフリカッセ」と書かれた店舗の窓に貼られているポスターを発見。
とても気になり、思わずクルマを松屋さんの駐車場へ乗り入れスマホで確認すると、どうやらテストメニューで現在全国の松屋さんで52店舗だけの限定メニューのようです。しかも群馬県ではここ伊勢崎上泉町店のみの販売とのことでした。
海老にチキンの組み合わせ。しかも今ならライス大盛り無料で税込み790円!みそ汁とサラダまでセットとなっています。食べない理由がありません。
実は今年1月頃にたまたまネットで松屋さんの期間限定、シュクメルリ鍋定食というメニューを発見し、とても美味しそうだったのですが食べ損ねています。その時調べたのですがシュクメルリとは、ジョージアの名物料理で鶏肉をチーズの入ったガーリッククリームソースで煮込んだ料理なのだそうです。
そのような経緯もあるので、迷わず入店し「オマール海老ソースのチキンフリカッセ」の大盛りライスを注文。
フリカッセとはフランスの家庭料理のようです。
運ばれてきた料理の見た目は、まるでクリームシチューのよう。早速一口いただいてみると、バター、生クリーム、ガーリック、海老の風味が豊かなかなり濃厚な味わいで、淡白な鶏肉との相性抜群。おそらくバルサミコ酢と思われるソースがかけてあり、良いアクセントとなっていました。濃厚な味わいなのでサラダが良い箸休めとなります。ライスが進む料理のため大盛りにしてよかったです。
おそらく、好評であれば全店展開になるのだと思われますが、とても美味しかったのできっとそうなると思います。
ランチ
桐生市堤町に約2年半ほど前にオープンした「創業二百三十年食堂」さんへ行ってきました。ずっと気になっていたお店です。
寛政1789年からつづくという、桐生の老舗魚屋さんが経営する魚料理のお店。
外観は撮影し忘れたので、お店のHPの写真を使用させていただきました。
メニューはその日仕入れた魚による日替わりのようで、刺身、焼き、煮付け、フライ、揚げなどの調理法による料理には、魚の水揚げ産地も記入されています。
本日の刺身盛り合わせ定食や能登産カキフライ定食、能登産甘鯛松笠焼き定食なども気になりましたが、今日は煮付けを食べたい気分だったので煮付け料理の中から選ぶことにしました。
しかし煮付け料理だけでも、厚切り銀だら、八戸産寒ダラ、金沢産ヒゲダラ、紀伊産黄ハタ、金沢産黒ムツがあり迷いましたが、限定3食と書いたあった紀伊産黄ハタを注文することにしました。
やはり限定という言葉には勝てません。
15分ほど経つといよいよ料理が運ばれてきました。黄ハタの煮付けはふっくらなのですが、柔らかすぎず程よい身の締まりもあり、脂の乗り具合もしつこくなく甘辛い煮汁も絶妙です。
妻が注文した能登産ハガツオの竜田揚げも一切れ食べてみましたが、ふわふわサクサクで美味しかったです。
どちらの料理も魚臭さは全くなく、魚のうま味だけを感じる味わいです。
お店オリジナルというふりかけも美味しく、ご飯を一杯お替りしてしまいました。
デートにもおすすめなお店です。
「ドクター・デスの遺産 BLACK FILE」
数か月前、安楽死を肯定している医師二人が、SNSを通じて難病のALSの患者の依頼を受け、薬物を投与し殺害したとし、嘱託殺人罪で逮捕された事件が報道されました。
オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、スイス、カナダ、アメリカの一部の州などでは法的に認められているとの事ですが、日本ではたとえ本人や家族が望んだとしても違法となる安楽死。
「人には生きる権利と、死ぬ権利が平等にあるのです・・・・。」と書かれた闇サイトで、安楽死を請け負っている「ドクター・デス」と名乗る連続殺人犯を追う、警視庁の二人の刑事の姿を描いた作品。「ドクター・デスの遺産 BLACK FILE」。
映画賞を狙うような作品であれば、安楽死・尊厳死といった重いテーマを扱っているので、それは倫理的に正しいのか、それとも正しくないのかといったことを考えさせるような内容になるのでしょうが、今作ではあえてそうはせず、正しくないといった方向へ持って行き、娯楽性の高いサスペンスタッチの内容としている所が、かえって良かったと思います。
綾野剛さんと北川景子さんのバディぶり、初の父親役を演じたという綾野剛さんの娘を思う気持ちの熱演、レクター博士を彷彿とさせる犯人の「ドクター・デス」を演じたあの有名俳優の演技など、見どころ満載です。
綾野剛さんは、舘ひろしさんと共演する来春公開予定の映画が控えており、この映画も楽しみです。
それにしても「デス」という言葉を目にすると、いまだに香川照之さん演じる大和田の「お・し・ま・い DEATH」の台詞を思い浮かべてしまいます。