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「スクランブル」
クラシックカー専門の強盗団、フォスター兄弟が盗んだ「ブガッティタイプ57Cアトランティック」がマフィアのモリエールの所有車だった為、命を狙われるフォスター兄弟。
助かる道は、敵対するマフィアのクレンプが所有する「フェラーリ250GTO」を一週間以内に盗み出す事・・・・・。
ブガッティ、フェラーリ共にあまりにも貴重すぎる為に、撮影ではレプリカが使用されたとの事です。とは言え、ブガッティはラルフローレンが所有する本物を参考に作られ、フェラーリは、本物の部品を多数使用して作られたそうです。
この2台以外にも、アストンマーティンV8ヴォランテ、ジャガーEタイプ、アルファロメオ158、シェルビーコブラ、フォードマスタングなどが登場します。
主役のアンドリュ-を演じたクリント・イーストウッドの息子スコット・イーストウッドの衣装は、スティーブ・マックイーンの「ブリット」、「栄光のル・マン」へのオマージュとなっているそうで、スクエアな「タグ・ホイヤーモナコ」が画面に映っていました。
「トランスポーター」「ワイルドスピード」シリーズ等のスタッフが制作しており、明るく乗りの良い雰囲気で、恋愛要素も有るので、デートにもお勧めです。
クレンプのガレージには新旧多数のフェラーリが鎮座していましたが、「250GTO」はひと際輝いていました。
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誰が敵か味方かわからない、裏切りと駆け引きが繰り広げられる中、ただ一人ぶれずに自分の信念を貫く「ビートたけし」演じる「大友」を主人公にした「アウトレイジ」シリーズ。
その最終章はまさに「大友」らしいシーンでラストを迎えます。
衆議院議員解散による総選挙を控えたこの時期。新党の結成なども相次ぎ、情勢のわからない各党の対立や協力関係。或いは、大義が有るわけでもなく、もっともらしい事を言って、単に当選したいが為に注目されている新党を渡り歩いているようにしか思えない、議員候補者等を見ていると、この映画の内容や登場人物を思い浮かべてしまいます。
日本人には奇数の組み合わせを美しいと感じる感性が古くから有り、その事から俳句の五七五、七福神、七五三、七夕、三三七拍子と言った言葉が誕生したそうです。北野武監督はそれに習い、カット割りの全てが奇数の秒数で構成されるように意識しているそうです。
それらの作品は、お笑い要素の強い物、ほのぼのとした雰囲気の物、青春映画など様々なジャンルの作品が生み出されていますが、中でも「その男凶暴につき」「HANABI」「BROTHER」「ソナチネ」そして今作「アウトレイジ」シリーズと言ったバイオレンス要素の強い作品が特に優れているように感じます。
北野武監督の作品は海外でも高く評価されており、特にフランスでは数々の勲章を受章しています。北野作品はフレンチ・フィルム・ノワールと言われるジャンルの映画の雰囲気に似た物があるようにも思います。
「アウトレイジ 最終章」はデート向けとは言えないかもしれませんが、次回作では恋愛ものを予定しているそうです。
「北野武監督」は映画、小説、絵画など様々なジャンルの才能を持ちながら、気取らず、原点で有るコメディアンの仕事も「ビートたけし」として続けて、70歳になる今でも「鬼瓦権造」などの被り物キャラをぶれる事なく演じているのが素晴らしいと感じます。
リドリー・スコット監督。「エイリアン」の前日譚「プロメテウス」は人類を創造したのは誰なのか? という謎を描いていました。
その続編である今作「エイリアン コヴェナント」では、エイリアンの起源に迫ります。
この映画での「コヴェナント」と言う言葉には、登場する宇宙船の名前と同時に「神との契約」という意味があり、旧約聖書の「創世期」をモチーフにしたジョン・ミルトンという17世紀の詩人の作品「失楽園」がストーリーのヒントになっているそうです。
いずれにしても、聖書の要素を含でいるようなので、これらの知識がある方が見るとより楽しめるのだと思います。
しかし、心配はいりません。
まったく知識のない私でも楽しめました。
が、このシリーズお約束の人間からエイリアンが誕生するシーンを始め、かなりグロテスクなシーン満載なので注意が必要です。
デートで利用するのであれば事前に、グロテスクなシーンが大丈夫なのかを、お相手に確認した方が良いと思います。
私は、まだ妻と結婚する前に「エイリアン4」を一緒に見に行き、大ひんしゅくを買った経験があります。(もちろん、今回は一人で見に行って来ました。)
言うまでもありませんが、デートで映画を見に行く場合には、お相手の好みのジャンルを最優先しましょう。
リドリー・スコット監督と言えば、「エイリアン」の他に「ブレードランナー」もあります。
その続編「ブレードランナー2049」(リドリー・スコット製作総指揮)がもうすぐ公開になります。ハリソン・フォードも出演するようです。
こちらは、たぶんデートでも問題無いと思います。
第二次世界大戦下、ドイツ軍の侵攻によりフランス北部のダンケルクの浜辺に追い詰められた英仏連合軍40万人の兵士達を救出する作戦を描いた映画「ダンケルク」
クリストファー・ノーラン監督作品という事なので早速見てきました。
浜辺で救出を待つ兵士達。
危険を顧みず、志願して兵士達の救出に向かう、民間の小さな船の船長。
救出した兵士達を乗せドーバー海峡を渡り、イギリス本土へと向かう英駆逐艦を容赦なく攻撃しようとする独戦闘機メッサーシュミット。それを阻止する為、自己犠牲を伴う戦いに挑む、英戦闘機スピットファイアのパイロット。
これら、救出される側、救出する側。それぞれの生死を分けた極限状態に追い込まれた人々の、善悪だけでは判断できない複雑な心理状況を巧みに表現しており、見応えのある作品となっています。
時計の秒針が時を刻むような「カチ・カチ」という効果音が、戦場の緊迫感をより一層深めています。
ノーラン監督は今回も、期待を裏切りませんでした。
数週間前に、ダニエル・クレイグの007ボンド役続投が伝えられました。
この007次回作の監督候補にクリストファー・ノーランの名前が挙げられているようです。
ダニエル・クレイグ主演の、ノーラン監督による007。実現すると良いなと思っております。
2016年公開「バットマンVSスーパーマン」で、バットマンがピンチに陥った時に突如現れた、謎の女性戦士ワンダーウーマン!
その生い立ちと活躍を描いた映画「ワンダーウーマン」
アメコミ実写版映画としては珍しく、女性が主役の女性監督によるこの作品は日本よりも早く公開されたアメリカで絶賛されているとの事です。
イスラエル出身で兵役の経験もあるというガル・ガドットが演じたワンダーウーマンは、あのテーマ曲が流れる中、切れのある素晴らしいアクションシーンを演じており、とてもカッコいいです。
女性監督ならではと思わせるシーンや映像も散りばめられており、恋愛要素もあるのでデートでもおすすめの映画だと思います。
そして11月には、いよいよ「ジャスティス・リーグ」の公開です。こちらも楽しみです。
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