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「新約聖書」の「ヨハネの黙示録」で獣の数字とされているという「666」
ある事情により、まだ出生して間もない男児をローマの産院から養子として迎え入れた在ローマ米国大使のロバート。
男児は「ダミアン」と名付けられます。
その後イギリス大使となったロバートの周囲では次々と謎の怪事件が発生。ロバートのもとに現れたブレナン神父は、「怪事件の元凶はダミアン。彼は悪魔の子でその証拠として体のどこかに666のアザが刻まれている」と忠告するも、我が子が悪魔の子であるなどという信じがたい事柄を当然ロバートは受け入れる事など出来ません。
しかしその後も怪事件は続き、疑心暗鬼となっていたロバートは、ダミアンの体を調べ、ついに頭部に刻まれた666のアザを発見してしまうのです。
日本でも大ヒットした1976年公開の「オーメン」その後続編が3作制作され2006年には、リメイクが公開されるなど伝説的なホラー映画として君臨。
4月5日から公開された新作「オーメン:ザ・ファースト」は、1作目の前日譚で「悪魔の子ダミアン」出生の秘密が明かされた作品。
想像を超えたかなり怖いミステリータッチの本格的なホラー映画に仕上がっており、ブレナン神父が登場するなど1作目へのリスペクトも所々に感じられ、上手く1作目の冒頭シーンに繋がるストーリー展開となっており、1970年代の社会情勢や、修道女になるための儀式などが描かれていたのも興味深い点でした。
1971年。修道女になるための修行でアメリカからローマのとある教会に訪れたマーガレット。
やがて、当時の社会情勢から神への信仰心が薄れていた人々に対し危機感を抱いていた一部の教会関係者達の恐るべき陰謀を知ってしまうマーガレット。ブレナン神父と共にその陰謀を阻止しようとするマーガレットだったが・・・・・。
1作目の「オーメン」を見ている方々の多くも、その前日譚として納得できる素晴らしい作品になっていると思いました。
「オーメン:ザ・ファースト」公開記念イベントに登場した1976年6月6日生まれというお笑いタレントの小峠英二さん。その頭部にも666の数字が!