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マーゴット・ロビーとライアン・ゴズリングが、それぞれバービーとケンを演じた「バービー」
物理学者で世界初の原子爆弾を開発したオッペン・ハイマーを描いた、「オッペン・ハイマー」
この2本の映画、アメリカでは今年7月に同日公開となり、両作品を同日に鑑賞しようという働きかけから2作品のタイトルを掛け合わせた造語「Barbenheimer(バーベンハイマー)」が誕生しSNS上で拡散され、その相乗効果もあってか両作品とも記録的な興行収入を得たという話題作。
ところが(ここでは詳しく書きませんが)この「Barbenheimer」に端を発して 日本では大騒動が勃発してしまい、「バービー」の配給元であるワーナー・ブラザース・ジャパンがアメリカ本社に抗議をし、アメリカのワーナー・ブラザースが謝罪をするという異例の事態が発生してしまいました。
「バービー」は8月に日本でも公開となりましたが、世界で唯一の被爆国である日本においてはセンシブルな原爆がテーマである「オッペン・ハイマー」は、しばらく公開の予定すら発表されない状況が続き日本での公開は難しいのかな?と思っていたところ先日、来年日本でも公開されるという朗報が入りました。
ネットの情報を見る限り、オッペン・ハイマーの苦悩を描いた作品であり、決して原爆を肯定するようなストーリーではないようです。あの! クリストファー・ノーラン監督の最高傑作と言わているとのことなので、映画館へ足を運ぼうと思っています。
「オッペン・ハイマー」を見る前に、劇場公開時には見ていなかった「バービー」を見ておこうと思い、先日ようやく自宅で鑑賞しました。
バービーランドは、ほぼピンク一色の世界。女性の名前は全員バービーで男性の名前は全員ケン。大統領・パイロット・弁護士・医師・会社の社長や重役などは全員バービーで、女性が活躍している女性中心の世界。
ある事件がきっかけで人間が暮らすリアルワールドへ訪れたマーゴット・ロビー演じるバービーとライアン・ゴズリング演じるケンは、男女平等と言いながらも、まだまだ男性が中心の人間社会・リアルワールドにカルチャーショックを受け、それが影響してバービーランドに一波乱が生じてしまいます。
2001年宇宙の旅のオマージュからスタートする本編。人間社会の男女におけるステレオタイプな思考に対してのアンチテーゼと言えるメッセージ性の高い内容となっていました。特にカップルで見て、お互いに感想を述べあうと良い映画だと思います。
バービーから聞かれてもいないのに、クルマの話をしてしまうケン。
バービーから(映画では、ある作戦のために)映画 ゴッドファーザーの話をしてくれと言われると、喜んで延々と語ってしまうケン。
思い当たる節があります。反省しなければ・・・・・。