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シリーズ最新作「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」
今作での「IMF」エージェント イーサン・ハント(トム・クルーズ)の敵は「AI」
「AIが自我を持ち人類の脅威となる」というストーリーの映画は、「2001年宇宙の旅」「ターミネーター」など過去にもたくさんの作品が制作されてきたので、それ自体は決して目新しいものではありませんが、チャットGPTが世間を賑わし、開発した企業のCEOらが「AIによる人類絶滅のリスクを軽減する事は、パンデミックや核戦争といった他の社会的規範リスクと並んで世界的な優先事項であるべきだ」と警鐘するなど、その使用方法が様々な分野で議論されているタイミングでの、このストーリー展開はとてもタイムリーだと思います。
1作目が公開された時に購入した、テーマ曲が収録されたCDを車内で流し、期待に胸を膨らませながら映画館へと向かいました。
シリーズお約束の、トム・クルーズが挑む命がけのスタントシーンや全力疾走など、今年61歳を迎えた俳優とは思えない危険なアクションシーンの数々は正に「職人技」と呼べる内容でとてもカッコ良く期待以上でした。予告動画やメイキング映像などをYouTubeで見ていたものの、本編を大きなスクリーンで観るとその迫力に圧倒されてしまいました。絶対に映画館の大きなスクリーンで観るべき映画です。
監督・脚本は、ミッション:インポッシブルシリーズでは過去に「ローグ・ネイション」、「フォールアウト」を手掛けたクリストファー・マッカリー。ほぼ脚本無しで撮影を進め、映像に合わせてストーリーを組み立てるという手法を取っているそうです。
出演は、過去作にも登場しているルーサー(ヴィング・レイムス)、ベンジー(サイモン・ペッグ)、元MI6エージェント イルサ(レベッカ・ファーガソン)、武器商人ホワイト・ウィドウ(ヴァネッサ・カービー)、1作目に登場したキトリッジ(ヘンリー・ツェニー)などの他、新たなキャラクターも多数登場します。
「デッドレコニング PART ONE」という題名が示す通り、物語は途中で終了となってしまい、続きは、数年後に公開されると思われる「デッドレコニング PART TWO」まで持ち越しです。
しかし、取りあえずの区切りはついていたので、消化不良にならなくて良かったです。
次回作の早期公開が待ち望まれます。