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ハリソン・フォード主演のインディ・ジョーンズ シリーズ第5弾。
「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」ついに日米同時公開となりました。
1作目からは42年ぶり、前作からは15年ぶりの新作。ハリソン・フォードは御年81歳です。
アポロ11号が有人月面着陸に成功した1969年が舞台となっており、定年退職を迎えた、考古学の大学教授であり冒険家のインディアナ・ジョーンズ博士が老体にムチを打ち「運命のダイヤル」と呼ばれる恐るべきパワーを持った秘宝を追い求め、モロッコ、ギリシャ、シチリア島などを駆け巡る冒険ミステリーアクション。
(シチリアのシーンでは水色のフィアット500をインディが運転していました。7月21日の公開が待ち遠しい「ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPART ONE」の予告でもトム・クルーズ演じるイーサン・ハントがローマのシーンで黄色いフィアット500を激走させているのが確認できます。)
回想シーンでは、CGにより顔を若返らせた30歳代と思われるハリソン・フォード演じるインディが、ナチスに潜り込み激しいアクションを見せましたが、物語のメインとなる1969年のアクションシーンは、加齢による体力の衰えを感じさせる演出となっており、変に頑張らないところに好感が持てました。
今作の悪役である、元ナチスという物理学者ユルゲン・フォラーを演じたのは、マッツ・ミケルセン。007「カジノ・ロワイヤル」でも悪役を演じ、ドラマ版「ハンニバル」では、あのレクター博士を演じていました。
アントニオ・バンデラスがインディーの旧友役で登場していました。
スティーヴン・スピルバーグに代わり、今作で監督を務めたのは、「ローガン」、「フォードVSフェラーリ」など優れた作品を手掛けてきたジェームズマン・ゴールド。
ハリソン・フォードは今作「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」をもって、インディ役を卒業すると言われており、寂しさを感じますが、過去作のオマージュが散りばめられ、あのジョン・ウィリアムズの曲も効果的に使用され、ラストの展開もとても良く、感動的な作品となっていました。