|
1990年代のアメリカHIPHOP界では、東海岸のバッド・ボーイ・レコードに所属するノトーリアス・B.I.Gと、西海岸のデス・ロウ・レコードに所属する2パックという、2大ラッパーの争いが激化し「東西抗争」と呼れていました。
そして1996年。2パックが何者かによって銃殺され、更に半年後には、ノトーリアス・B.I.Gも銃撃による謎の死を遂げてしまいます。
この事件を捜査するロサンゼルス市警のラッセル・ブール刑事は、巨大権力の闇に深入りしすぎたために、警察を退職せざるを得ない状況に追い込まれます。
事件発生から18年経ても、未だ犯人が特定できないこの未解決事件を追う、ラッセル・ブール元刑事と、それに協力するジャーナリストのジャック・ジャクソンの姿を描いた、実話に基づくクライム・サスペンス映画。「L.A.コールドケース」
主演のラッセルプールを演じたのは「パイレーツ・オブ・カリビアン」「レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード」などのジョニー・デップ。
ジャック・ジャクソンを演じたのは「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」「ブラックパンサー」などのフォレスト・ウィテカー。
ジョニー・デップ主演の映画なので、娯楽作品だと思って見に行きましたが、意外にも警察官の汚職、人種差別といった問題を提起した、骨太な派手さはない社会派の映画でした。
このような作品に出演した、ジョニー・デップがとても新鮮に映りました。
水俣病を追う、実在したアメリカ人写真家 W・ユージン・スミスを、ジョニー・デップが演じた映画「MINAMATA-ミナマタ」も見なければ。
アンバー・ハードとの泥沼裁判により、一時はハリウッドから追放されかけたジョニー・デップ。裁判に勝訴したこれからの活躍に期待です。