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7月8日、安倍晋三元総理が奈良県での街頭演説中に背後から銃撃されるという、絶対にあってはならない痛ましい事件が発生し、その後逝去されました。
警備にあたっていた警察が「警備、警護に関する問題があったことは否定できない」と不備を認めていることが悔やまれます。
特に外交に手腕を発揮された安倍元総理らしく、アメリカのバイデン大統領やEU各国の首脳はもちろん、中国の習近平国家主席、ロシアのプーチン大統領からも追悼のメッセージが寄せられたようです。
政治家が襲撃されるという許すことのできない事件は、残念ながらこれまでにも繰り返し起きてきました。
過去の事件における犯人の犯行動機は、政治的信条や思想といったイデオロギーが背景にあると思われますが、今回はこれまでの報道を見る限り、「逆恨み」が動機となっているように思われ、これまでとは異なる事件のように感じます。
又、犯人が使用した凶器が、驚くことにネット上のサイトを参考に製造した手製の銃であるという事に脅威を感じます。これを取り締まるのはかなり困難のように思えるからです。
類似の事件が発生しないことを願うばかりです。
事件発生後ニュースサイトで、ある記事を目にしました。
事件発生よりもだいぶ以前と思われますが、インタビューで昭恵夫人が、
「主人は、映画監督になるのが夢なんですよ。DVDを見ながら(俺だったら、こう撮るのにな。)とか(このセリフはいらない。)なんて言っていますよ。」と語っていたという内容でした。
この記事を読み「安倍元総理はどんな映画が好きだったのかな?」と思っていると、
7月10日にフジテレビで放送されていた選挙特番で「安倍総理の功績」というコーナーがあり、その中での何らかの記者会見シーンで安倍総理が「もし政治家になっていなかったら、映画監督になりたかった。(ゴッドファーザーPart4)を撮っていたかもしれません。」ゴッドファーザーは家業を描いた作品でもあるので「政治家が家業である、公開当時17歳だった青年の心をとらえました。」と笑顔で語る姿が映し出されました。
安倍元総理は「ゴッドファーザー」が好きだったようです。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。