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ジャーナリストのエディと彼に寄生したシンビオートと呼ばれる宇宙生命体のヴェノムが一体となり、悪と戦うというマーベルのダークヒーロー映画第二弾「ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ」
主人公エディを演じるのはシリアスな役からコメディまであらゆる人物を変幻自在に演じる次期ジェームズ・ボンド役候補としても名前があがっているトム・ハーディ。
そして今回登場する凶悪なヴィランはシリアルキラーのクレタスと一体化したシンビオートのカーネイジ。
収容されていた刑務所の警官や受刑者を虐殺し刑務所を脱出し、別の場所に収監されている恋人のシュリークを奪還し逃亡劇が始まります。
クレタスを演じるのはウディ・ハレルソン、シュリークを演じるのは007マニーペニー役のナオミ・ハリス。2人の名優がヴィランを演じるのも見どころの一つです。
この恋人同士の二人の逃亡劇が劇中の台詞では「俺たちに明日はない」のボニーとクライドになぞられていましたが、ウディ・ハレルソンが演じているので「ナチュラル・ボーン・キラーズ」のミッキーとマロリーを思い浮かべてしまいました。
監督はアンディ・サーキス。かつてはモーションキャプチャでゴジラやコングを演じた経験がVFXによるヴェノムとカーネイジとの戦いに生かされていると思われます。(来年公開の「ザ・バットマン」ではアンディ・サーキスが俳優としてアルフレッド役で登場するようです。)
「ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ」は、ホラーやバイオレンスアクションの要素を取り入れながらも、ポスターから想像するほどのハードさは無く、基本的にはコメディ映画で、エディとヴェノムのユーモラスな掛け合いと奇妙な友情を楽しむことのできる作品です。
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