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アメリカ財務省捜査官エリオット・ネス(ケビン・コスナー)がアンタッチャブルと呼ばれるチームを率いて、禁酒法時代のシカゴで密造酒により暴利を貪っていたギャング組織のボス アル・カポネ(ロバート・デ・ニーロ)逮捕に至るまでを描いた1987年公開 ブライアン・デ・パルマ監督の「アンタッチャブル」。
(この映画でエリオット・ネスに協力する老警官を演じていた名優ショーン・コネリーと、音楽を担当していたイタリア映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネが惜しくも昨年亡くなってしまいました。)
アンタッチャブルにより脱税容疑で逮捕されてから約10年間服役した後、出所したアル・カポネの晩年を描いた今作「カポネ」は「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のトム・ハーディが主人公のアル・カポネを演じています。その他「アウトサイダー」のマット・ディロン、「ツイン・ピークス」のカイル・マクラクランなども出演。
病気により心身ともに衰弱していくアル・カポネの内面を、現実と幻覚、悪夢を取り混ぜながら映画ならではの映像手法で表現していく、従来のギャング映画とは異なる異色の作品でしたが、父子の絆も描かれていました。
トム・ハーディの演技力が存分に生かされている作品です。