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ジョン・ウー監督のレッドクリフPartⅠ&Ⅱはタイトル通りに、三国志における赤壁の戦いを描いた作品でしたが、今作「新解釈・三國志」のクライマックスも赤壁の戦いを描いていました。
ところが、同じような物語 を描いている二つの映画なのにもかかわらず、全く真逆のトーンに仕上がっています。
「新解釈・三國志」にも無論、劉備、孔明、孫権、周瑜、曹操などの代表的な人物が登場しますが、新解釈だけあって、その人物像は大幅に異なりとてもユーモラスで、物語自体も同じような過程を経て最終的には同じ着地点にたどり着くのですが、そこに行きつくまでの状況を、これもまたユーモアたっぷりに描いていました。
劉備が気難しいと噂されている孔明の所へ、軍師として働いて欲しいとお願いに行ったところ(三顧の礼)、孔明は気難しいどころか、かなり軽いノリの人物で、逆に孔明の方から雇ってくれと、猛アピールされてしまうという予想外の展開になってしまうなど、笑える場面満載です。
大泉洋さん、ムロツヨシさん、岡田健史さん、賀来賢人さん、小栗旬さんらが出演。
さらには西田敏行さんが、とぼけたキャラクターの歴史学者の役で登場し三国志をわかりやすく解説してくれます。
デートにもおすすめの楽しい映画です。