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制作費わずか300万円足らずで、無名の監督、俳優陣により作られた映画「カメラを止めるな!」は、当初は都内の2館だけで上映が開始されましたが、SNS上の口コミなどにより上映館が増え、8月上旬の累計では190館にまでなったそうです。
そんな話題の映画が、群馬県伊勢崎市のスマーク伊勢崎・プレビ劇場でも9月7日から上映開始されたので、8日の最終上映を見てきました。ほぼ7~8割ほどの席が埋まっており人気のほどがうかがえました。
冒頭は、30分以上にわたるワンカットでのゾンビ映画の撮影中に本当のゾンビが出現してしまうという、ツッコミ所満載のB級映画どころかC級映画とまで思わせる、とても違和感のある内容と映像が映し出されますが、その後の展開により、全てを通して見ると、ち密な構成や撮影によるとても満足感が得られる作品となっていました。
ネタバレになるので、多くは書けませんが、直接ストーリーには関係がないことを書くと、ある登場人物がアル・パチーノのスカーフェイスやロバート・デニーロのタクシードライバー、ジャック・ニコルソンのシャイニングのTシャツを着て登場するのですが、スカーフェイスは個人的にとても好きな映画なので、それを見ただけでテンションが上がってしまいました。
特に成長した娘を持つ父親が見ると共感を得られる家族の物語ですが 、老若男女問わず誰もが楽しめる娯楽作品です。デートにもお勧めです。