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元軍人であったウェイド・ウィルソンは末期がんを患い、その治療の為人体実験を受けた事により、不死身の特殊能力を身につけ、デッドプールとして活躍します。
ヒーローでありながら世界平和や人類の為ではなく、自分の為に戦うデッドプールは自分を俺ちゃんと呼び、キティちゃんのファンでも有ると言うユニークなキャラクターです。
アメコミ実写版映画でありながらR指定の為、良い子は見る事ができないアクションコメディ映画第2弾「デッドプール2」。
「アトミック・ブロンド」のデヴィッド・リーチ監督作品なので、早速見てきました。
今作では、ある子供を助ける為に戦うデッドプール。ブラックユーモアとアクションシーンが中心ですが、人種問題、LGBTと言った事柄にも触れられており、前作同様、最終的には意外にも感動できるようにうまく構成されていました。
X‐MENシリーズのスピンオフなので当然なのですが、同作へのリスペクトが感じられます。その他にも007 スカイフォール、フラッシュダンス、ターミネーター、氷の微笑・・・・・等のワンシーンを笑いにしたり、マーベル映画なのにも関わらずDC映画のバットマンVSス-パーマンを思い浮かべる台詞も有ります。更には、今作に登場する未来からやってきた戦士ケーブルを演じたジョシュ・ブローリンがアベンジャーズ・インフィニティウォーに登場するサノスを演じている事から、ケーブルの事をサノスと呼んでしまうシーンも笑えました。
YouTubeで視聴可能な今作の主題歌を歌うセリーヌ・ディオンのPVにはデッドプールも登場し、セリーヌ・ディオンがデッドプールの事をスパイダーマンと勘違いしていたと言うオチになっています。
前作ではワム!のケアレス・ウィスパーがクライマックスで効果的に使用されていましたが、今作ではa-haのテイク・オン・ミーが使用されていました。
前回、紙のお面で登場したウルヴァリンのヒュー・ジャックマンは、今回本人が少しだけ出演しました。
デッドプールを演じているライアン・レイノルズ出演の過去マーベル、DC映画を見ておくとより楽しめると思います。
エンドロール終了まで席を立たない事を、お勧めします。