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2016年公開「バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生」で自らの命と引き換えに「ドゥームズデイ」を倒し人類を救ったスーパーマン。
今作「ジャスティスリーグ」では、「スーパーマン」亡き後、地球を侵略しようとする新たな敵が出現。単独で悪と戦ってきた孤独な「バットマン」は、あまりにも強すぎる今回の敵に対しては、一人では太刀打ち出来ない事を悟り、ギリシャ神話のゼウスを父に持つ「ワンダーウーマン」と共に、各地に散らばる特殊能力を持つ超人達に協力を仰ぎ、強力な敵と戦う手段を選ぶ事にしました。
雷に打たれたことをきっかけに超高速移動が可能になった「フラッシュ」、「マセラティ」のエンブレムのモチーフにもなっているローマ神話「海神ネプチューン」の銛に似た武器を持ち水陸両棲の「アクアマン」、ある事故で瀕死の重傷を負った為、体の半分以上を機械に交換する事により誕生した「サイボーグ」らとチームを組み悪に挑みます。(最終的には○○○○○星人もチームに加わります)。
財力は有りますが、他のメンバーのような特殊能力を持たない「バットマン」は「バットモービル」等のガジェットを駆使して戦います。
「マン・オブ・スティール」、「バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生」も手掛けたザック・スナイダー監督は今作「ジャスティスリーグ」も手掛けていましたが、制作途中で家族に不幸が生じた為に降板してしまい、「アベンジャーズ」を手掛けたジョス・ウェドン監督が残りの制作を行ったそうです。
今作はザック・スナイダー監督の前2作品と比べると明るくライトな仕上がりとなっており、非常に見やすいです。
善悪が明瞭で「ヒーロー」物としてはこのような作りの方が王道なのかもしれません。
しかしながら、クリストファー・ノーラン監督のバットマン3部作のようなダークでシリアスで重々しい雰囲気は影を潜めているので、こちらの雰囲気が好きな方だと少々物足りなさを感じるかもしれません。 (今後制作が予定されている、バットマン単独作品「ザ・バットマン」はノアール調のシリアスなつくりになるとの噂があります。)
鑑賞後は、爽快感のある作品なので、デートにも勧めです。
P.S. エンドロール終わりに、ある秘密が隠されているので、エンドロールが終了するまで席を立たないようにしてください。