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極悪非道な実業家が金採掘目当てで、その資本力を武器に貧しい町民の土地を奪おうとする。
それを救うのは、7人の凄腕アウトロー達!
初めは、金目的で仕事を引き受けていた7人は、徐々に人の役に立つことの素晴らしさに気付き、圧倒的に不利な状況下で、死を覚悟しながら悪に立ち向かう・・・・・・・。
この映画での主役7人は黒人、白人、メキシコ人、アジア人、ネイティブアメリカン等、国際色豊かなメンバーで形成されており、保護主義になりそうなどこかの国の新政権とは対照的になっています。さらには格差社会と言われている現代を連想させるような設定。
黒澤明監督の「七人の侍」。それをベースにした「荒野の七人」。そのDNAを受け継ぎながらも現代的にアレンジした「マグ二フィセント・セブン」
そのストーリーとカメラワークは圧巻でした。
劇中で、悪魔の銃と呼ばれていた、ガトリングガンの威力には凄まじいものがありました。
そして善を徹底的にカッコよく、悪を極悪に描いていることも、ストーリーをより盛り上げる要素になっています。
スカッとしたい時に、お勧めの映画です。
最近ではクエンティン・タランティーノ監督の「ジャンゴ 繋がれざる者」、「ヘイトフルエイト」。古くは、黒澤明監督の時代劇「用心棒」を題材としたマカロニ・ウエスタン「荒野の用心棒」など、西部劇あるいはウエスタンと言われる映画は、子供のころから数多く見ていますが、すべてDVDやテレビ放送などで見ており、映画館でこのジャンルの映画を見るのは、個人的には「マグ二フィセント・セブン」が初めてでした。
西部開拓時代の荒廃とした風景やウエスタンならではの華麗なガンアクションシーンは、大きな画面で見るとより迫力が増します。
このジャンルの映画こそ劇場で見るべきだと今回つくづくと思いました。