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シン・ゴジラ


2016/08/12 14:42

日本で放射能絡みの想定外の有事が発生した場合に、政府や自衛隊などはどのような対応をとるのか。あるいは日米安全保障条約はどのように機能するのか、日本とアメリカとの政治的力関係などを、政治家や官僚を中心にとらえ、シミュレーション的に一つの例として描いた作品となっています。

想定外の放射能絡みの有事は(他国が突然核攻撃を仕掛けてきた)、(地震などの自然災害による原子力発電所からの放射能漏れ)などでは、日本は核兵器による被ばくを受けている国である事や、3.11では福島原発の事故を経験しているので、あまりにも生々しすぎるためにゴジラ(核の申し子)という象徴を利用して描いているのだとも感じます。


脚本・総監督を務めたのは、「エヴァンゲリオン」シリーズで才能を評価され、ジブリの宮崎駿氏の後継者とも言われているという庵野秀明氏。

個人的には「エヴァンゲリオン」シリーズを見ていないので、庵野秀明氏の作品を見るのは「シン・ゴジラ」が初めてとなりました。


庵野秀明氏は脚本を作成する際、実際に首相官邸や防衛省などの各省庁に出向き、巨大不明生物が出現した場合に想定される人員配備や指揮系統、それに伴う法整備などを取材したそうです。


内容的には、首相官邸などでのゴジラ対策に伴う会議のシーンがたくさん用いられています。そこでは多数の人物が出演し、カット割りが早く、そこに長い早口のセリフがあり、さらに(内閣官房副長官 矢口蘭堂)、(内閣総理大臣補佐官 赤坂秀樹)、(米国国務省大統領特使 カヨコ・アン・サンダーソン)と言ったように人物の役職と名前のテロップが被るため、かなり集中して見ても一度見ただけでは、すべてを把握するのは困難です。(ストーリーは、わかるので安心してください。)

しかし考えてみると、もし実際に「東京へゴジラのような巨大不明生物が出現して放射能をまき散らしながら暴れまくっている」となれば、国の中枢部の現場は、かなりパニックになり様々な意見が飛び交うのは当然で、リアリティーや臨場感を求めた結果だと思います。


今作でゴジラはフルCGで描かれていますが、モーションキャプチャで実際にゴジラの動きを演じているのは、陰陽師で安倍晴明を演じた狂言師の野村萬斎氏が起用されています。

これぞといった場面では、「ダダダン、ダダダン、ダダダダダダダン」と言う懐かしいゴジラのテーマ曲が流れ盛り上げます。


シン・ゴジラは現代に様々なメッセージを投げかけた作品となっています。特にラストの映像は人により様々な解釈や受けとめ方ができる謎を含んだ作りになっています。

私は広島や長崎の惨劇が思い浮かびました。


鑑賞後、必然的に様々な感想が出て来る作品です。


デートにも利用してみてはいかがでしょうか。




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