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フジテレビのある番組で薬師丸ひろこさんが歌う「メイン・テーマ」と南佳孝さんが歌う「スタンダード・ナンバー」の歌詞の違いを比較していました。
どちらも1980年代の古い曲で、作詞 松本隆さん、作曲 南佳孝さんで、同じメロディーですがそれぞれ女性目線、男性目線で歌詞が異なっています。
女 時は忍び足で 心を横切るの
男 (時は忍び足で心を横切るよ)
女 もう話す言葉も浮かばない
男(何か話しかけてくれないか)
女 あっけないKissのあと ヘッドライトを点して
男(あっけないKissのあと ヘッドライトを消して)
女 蝶のように跳ねる波を見た
男(猫のように眠る月を見た)
女 好きと言わないあなたの事を
男(好きと言わないお前のことを)
女 息を殺しながら考えてた
男(息を殺しながら考えてた)
女 愛ってよくわからないけど 傷つく感じが素敵
男(愛ってよくわからないけど 傷つく感じがいいね)
女 笑っちゃう 涙の止め方も知らない
男(泣くなんて馬鹿だな 肩をすくめながら)
女 20年も生きて来たのにね
男(本気になりそうな 俺なのさ)
こうして比較してみると、深夜、海辺の車の中で佇む女性と男性の、微妙に異なる心情が思い浮かび、面白いと思います。
婚活中の方は、何気ない歌詞も、じっくりと観察してみると勉強になるのではないでしょうか。