|
先週、バチカンで「コンクラーベ」と言う「法王選挙」を経て、カトリック信者の 頂点に立つ、新ローマ法王「フランシスコ1世」が誕生したと言うニュースが報道されました。
バチカン市国のバチカン宮殿にあるシスティーナ礼拝堂において、枢機卿が法王を決める投票を行い、3分の2以上の得票を得る人が選出されるまで行われ、法王が決まらなかったときには煙突から黒い煙が放たれ、決まった時には白い煙が放たれると言う儀式「コンクラーベ」は、何世紀にも渡り実施されてきたと言うのですから驚きます。
「コンクラーベ」で「新法王」が選出されて、「白い煙が煙突から放たれる!」と言うシーンは、名作「ゴッドファーザー」3部作の「パート3」でも登場します。
映画の中では、バチカンとマフィアの癒着やバチカン銀行の不正融資などが描かれていましたが、実際に今年初めには、バチカン銀行のマネーロンダリングに対しての対策が不十分と言う事で、イタリア中央銀行が、バチカンでのカード決済を請け負っていたドイツ銀行のイタリア法人に業務許可を停止したため、バチカンではATMの使用やカード決済ができなくなってしまったと言うニュースが報道されていました。
カトリックの総本山である世界で一番小さな国家、バチカン市国は東京ディズニーランドよりも小さな面積しかないそうです。しかし世界に12億人の信者がいると言われているのですから、その影響力は大きいのだと思います。